口腔内カメラ
- 2024年1月12日
- 診療内容
これは「ピクト」という名前の口腔内カメラです。口腔内の状態をその場で撮影し、モニターで見ることができる装置です。先日ブログに投稿した口腔内写真とは少し違います。先日の口腔内写真は、お口の全体を客観的に診査するために撮影しております。今回の口腔内カメラ「ピクト」は、口腔内の細部を撮影する時に使用しています。お口の中全体ではなく、個々の歯に焦点をあてて撮影していきます。
1本の歯に虫歯がありその状況を患者様に見ていただきたい時、処置前後の状態を見ていただきたい時などに撮影を行います。
ボタン一つで撮影を行うことができるため、その場ですぐ撮影することができます。
例えば、虫歯の場合、始めにお口の中を診察させていただき、虫歯の箇所を見つけます。その後、虫歯の範囲や神経との距離などを把握するためにレントゲン写真を撮影します。虫歯でも症状がない場合や、奥歯であれば患者様ご自身で判断することは困難です。その際に、この「ピクト」を用いて写真を撮ります。レントゲン写真と並べて虫歯であることを一緒に見ていただきます。その後、処置に入りますが、処置中の状態や処置後の状態も撮影させていただき、どのように治療していたかを見ていただきます。普段どのように処置を行っているのかを見ることは少ないと思います。この機会にご自身の歯の状態や歯茎の状態などに関心を持っていただきたいと思っています。
撮影の際には、専用のカバーを装着しており、使用後はカバーを新しいものに交換しています。
各診療台に設置できればベストなのですが、当院にはまだ1台しかなく、すべての患者様のすべての処置に使用することはできませんが、ご自身のお口の中の状態を見たいなどのご希望がありましたら、積極的に活用していきますので、スタッフまでお声かけください。